1793年7月27日=寛政5年6月28日)
ロシアは江戸時代の中頃から日本に関心を持ち、使節の派遣を模索していました。前年の10月ロシア女帝エカレリーナⅡ世の時、アダムス・ラックスマンを漂流民大黒屋光太夫ら3人を日本に届け、通商を求める使節として日本に派遣し、根室に入港しました。紆余曲折の後、228年前の7月27日、幕府は松前でロシア使節ラックスマンと交渉し、通商は断わり、長崎への入港許可証を与え、漂流民大黒屋光太夫らを引き取りました。尚、漂流民大黒屋光太夫、ラッックスマン等のことは井上靖の小説「おろしゃ国酔夢譚」、吉村昭の小説「大黒屋光太夫」に感動的に描かれています。